Fan interview

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ファン・インタビュー

“Nightwish”と言う名前はの由来はなんですか? Nightwishと言う名前を思いついたのは誰ですか?

Tuomas:もともとは初めて作ったデモに入っていた曲の題名なんだ。デモにはアコースティックの曲が3曲入っていたんだけど、その曲名から“Nightwish-demo”と呼んでいた。その名前が気に入ったし、自分たちの音楽性をよく表していると思ったので、バンドの名前にしたんだ。

今まで耳に入ってきた中で、他のバンドやスタイルなどとの比較されて一番嫌だったものはどういうものでしたか?

Tuomas:自分たちの音楽を聴いた結果、皆がそれぞれ色々なことを感じたり違った要素を見つけたりするものだろうから、「嫌な」比較なんて言うことはしないし、そういうのは問題ではない。今まで比較されたのは、例えばStratovarius、Therion、The Gathering、Iron Maiden(!!??)、Queen、あとは映画音楽といったものがある。だけど映画音楽については強く影響を受けているし、1曲1曲にミニ・サウンドトラックのように物語や夢、感情を持たせているから、比較されることについては賛辞として受け止めているよ。

Tuomas、リリースされたCDの中で、一番昔に作曲したのはなんですか?

Tuomas:Wow、懐かしい記憶がよみがえってくるよ! :) 1994年にリリースされたDarkwoods My Betrothedのアルバム“Heirs Of The Northstar”に収録された2分くらいのアウトロだと思う。

個人的にNightwishのどの曲が一番好きですか? あとその理由も。

Jukka:自分にとっての一番は(今のところ)10th Man Downだ。CDだけでなく、ライブでもいいと思う。この曲には足りない部分も無ければ、余計な部分も無い。

Tuomas:Jukkaと同じだ。10th Man Downは今までとは少し違う雰囲気の曲だし、ライブで演奏するもの楽しいんだ。でも、本当に一番好きな曲は、いまでも“Dead Boy's Poem”かもしれない。とてもパーソナルな曲で、自身の証明でもあり、書かなければならない曲だったんだ。この曲のTarjaの声は、いつ聴いてもぞくぞくする感じがする。

Tarja、あなたが歌うのはTuomasの感情であり、考えです。Nightwishの曲のうち、本当に共感できるものはありますか?

Tarja:わたしがTuomasの感情や考えを歌っているのはよく知られているけど、“Wanderlust”や“Two for Tragedy”といった曲には自分自身を投影してる。作曲者が男性の場合、普通は「男が書いた曲だな」とリスナーに伝わるような曲を書くものだと思うけど、単にわたしが彼の感情を歌う女性というだけのことだと思う。

Tarja、Nightwishの曲のうち、ステージで歌うのが最も難しいのはどれですか? 絶対に歌いたくない、という曲はありますか?

Tarja:ライブのときに問題になる曲は多いけど、大きな問題になるのは特に無いかな。シンガーとしても成長していると思うし、コンサート中でも常に自分の体に気を配りながら歌う方法を勉強したって言うこともあるかもしれないし。でも、敢えて挙げるとしたら“FantasMic”。

Emppu、ステージでのそのエネルギーはどこから来るんですか? あなたにとっては自然なことですか、それとも「ステージ・アクション」の練習などもしてるんですか?

Emppu:自然なことさ! 俺はハッピーでファニーなギター・プレイヤーなんだ!

Tarja、ステージ衣装はどこのものですか?

Tarja:あるデザイナーと契約してるの。彼女はとてもプロフェッショナルで、Nightwishの曲にぴったりな服の作り方を知っている。

次のアルバムはいつ出ますか? コンセプト・アルバムを作るようなことは考えたことはありますか?

Tuomas:次のアルバムは2002年の5~6月くらいに、シングルはそれよりも1ヶ月前に出したい。コンセプト・アルバムはいつであってもチャレンジで、音楽活動を始めたときから考えてはいるんだ。だから自分でも分からないよ。

バンド・スコアを出す予定はありますか?

Tuomas:聞いてくれて嬉しいよ! でも、いま確実に言えるのはNightwishは*絶対に出版しない*ということ。自分たちでも譜面は使っていないので、もうそういうことは聞かないでね :) インターネット上にギターのタブ譜はあるけど、正確なものかどうかは分からないな。

○○という国に住んでいるんですが、いつ僕の町に来て演奏してくれますか?

Tuomas:○○○○年には行くよ。つまりすぐにってこと。できればね。

Napsterや他の音楽共有ソフトについて、何か思いや考えはありますか? また、ディストリビューションに対しては?

Tuomas:うーん、この問題については全く分からないから、実際のところ意見とかはないんだ。インターネットはプロモーションやニュー・アルバムなどのリリースなどのときに有用だとは思う。でも、アルバム全体をネットからダウンロードなんて、しちゃいけないよ! この問題はWishmasterリリースより前から起こっているんだ。確実にセールは落ちるし、食い扶持も減るということだね。

インターネットのファン・ページを訪れたことはありますか? もしそうなら、特に気に入ってるサイトとか気に入らないサイトはありますか?

Tuomas:Nightwishの公式ページはよくチェックしている。実際、他のNightwishのページを見ることもたまにあるけど、悪く言えるようなのはないよ。どれもクールだ!

Nightwish.comのDiscussion Boardは見てますか?

Jukka:面白そうに見えるトピックは読むよ。二の句も告げないような馬鹿馬鹿しいのさえ無ければ、非常に良いコミュニケーションのやり方だよね。

Tuomas:面白いトピックも時々あるから、常に見てるよ。時には怒りを覚えるようなトピックに返信したこともあるけどね。

あなたのところへサインを求めてやってくるファンに対して、どのように振舞ってますか?

Tuomas:いつでもファンに対してフレンドリーなバンドであったと思うよ。プライバシーも当然必要だけど(特にショーの前や後)、ファンと会ったり喋ったりする時間は普段から作ってると思う。

Tuomas、知らない女の子がそばに来て抱きついてきたらどう思いますか? そういう経験はありますか?

Tuomas:いつでも歓迎だよ! でもそれはお世辞だね。

Nightwishのビデオが余りありません。何故ですか?

Tuomas:Metallicaのような存在ならともかく、この種の音楽はなかなかオン・エアされないんだ。“Jyrki”かMoonTV(いずれもフィンランドの音楽番組)で数回流される程度だろうね。メタル、あるいはハードロックさえもMTVにとっては忌まわしい単語なんだろう。プロモーションに金をかけるにしても、ビデオ製作以外の方法が良さそうに思われている。まあ、とりあえず“Over The Hills And Far Away”の撮影は行うよ。

Echo(ドイツのグラミー賞)について、またその結果についてどう思いますか?

Tuomas:宣伝にはなったし、いい経験にもなった。Guano Apesが賞を取ったけれど、ノミネートされたのはとても素晴らしいことだよ。パーティは死ぬほど退屈だったけどね。

Tuomas、Nightwishの作曲者として全ての楽器パートをシンセサイザーで書いているのですか? それとも、例えばドラムのアレンジはJukkaがしているのですか?

Tuomas:曲については、ソウル(魂)と基本的な構造、メロディといくらかのリフを、通常は自分のキーボードで作っているよ。たまに使うのがアコースティック・ギターとピアノ(例えばDevil & The Deep Dark OceanとPassion And The Operaはほとんどをアコースティック・ギターで書き上げた! ろくなプレイは出来ないけどね)。あと、シーケンサーを使ってでたらめなドラムのアレンジやアイディアも書く。でもほとんどはJukkaに任せてしまうんだ。彼のほうが100万倍もいい仕事をするからね。EmppuやSamiについても同じことさ。

Tuomas、Hans Zimmerはあなたが大好きな作曲家の一人ですよね。そのサウンドトラックの中ではどれが一番だと思いますか?

Tuomas:それは“グラディエーター”のはず!! 実際、バンド全員そのサウンドトラックが大好きなんだ。クリムゾン・タイド、ザ・ロック、ライオン・キングのサウンドトラックも偉大だ……。

Tarja、その美しい声はどうやって手に入れたのですか? 特別なトレーニングが必要でしたか? 歌う前にその声を「ひろげる」方法と、それにどれくらいの時間をかけるか、教えてください。

Taja:今までトレーニングを7年間、そのうちの5年間は音楽学校で学んで、わたしの頭についた楽器はクラシカルに歌えるようになってきたの。毎日歌う前に声と体を温める必要があって、気分のいい時なら普段は15分くらい。日にもよるし、気分次第だけど……。ウォーム・アップのやり方はいっぱいあるけど、歌う人にはみんなそれぞれのやり方があると思う。

こんなに綺麗なシンガーがいつもバンドにいて、彼女との間に「もっと違うもの」を感じたことはないですか?

Jukka:自分にとって適切な唯一の答えはNOかな。さもなければ俺のガールフレンドが、なんていうか……怒るだろうから!

Tuomas:「もっと違うもの」? そう、確かに彼女は友達以上の存在であり、同僚以上の存在だ。でももしロマンティックな関係についての話なら、きっとがっかりさせてしまうことだろう ;)

声援を送る観衆の前でプラチナムディスクを持つバンドの姿をDVDで見ることが出来ます。その瞬間の気持ちを言葉で言い表せますか?

Jukka:言える言葉はいつもはあるんだけど、あの特定の状況では、言葉だけでは充分とはいえないだろう……グレートだった!

Tuomas:あの時の気持ちで一曲かけるよ!

Tarja、Nightwish以外でキャリアを築く計画はありますか?

Tarja:毎日直面する質問ね。いつも同じ話をするのは時としてとてもフラストレーションになってきたけど、もう一度皆さんにお話しするべきときだと思う。
Nightwishが誕生したとき、わたしたちはプロジェクト・バンドしてスタートさせた。同時期に音楽学校にも行っていたし、コンサートをやるような時間も全くなかった。そしてファースト・アルバム“Angels Fall First”をリリースしてから多くのことが変わっていった。コンサートを7回行った後、Nightwishにはまだ色々な事が待っていると気づいたの。学校を辞めなければならなかったけど、自分にとって大きなステップになった。わたしは今までずっとオペラ歌手になりたかったし、今でもそれは変わらない。最近になって自分の勉強に集中できる時間を持てるようになって、今までの4年間よりも成し遂げられる強さが身についたと思う。それはNightwishのおかげ。この4年間バンドにいたことで多くのことを学ぶことができたし、そのおかげで一番重要なのが自分自身に耳を傾けることであり夢を追い続けることなのだと気づかされた。Nightwishとともに歌うのがいい事だと感じられる間はずっと歌い続けるし、それはわたし達みんなが考えていることだと思う。わたしはNightwishというバンドで唯一のメンバーじゃないし、そのせいでわたしが全てを捨てて去っていくように思ってしまう人も時折いるみたいだけど、それは正確じゃない。毎日という日々は喜ぶためにあるし、Nightwishはバンド全員がその価値があると考える限り生き続けていくでしょう。

Nightwishがあと2枚のCDを残し、2006年には解散してしまうという恐ろしい噂を聞きました。本当ですか?

Tuomas:それよりももっといい噂があるよ。Tarjaは学校のためにNightwishをすぐに脱退する。実はSamiはナチスで、Tuomasはユダヤ人だったんだ。私たち全員がドラッグ中毒で、TarjaはVille Valoと結婚する。読んだり聞いたりしたことを全てを信じてはだめだ!

Nightwish.com