Summer Camp diary - Part 6
サマー・キャンプ日記 その6
さて、前回 Jukka が投稿して以来たいしたこともなかったわけだけど、リハーサルでやることもなくなってきたので4日間の休日を取ることに決めた。もちろん曲に入り込んではドラムスのフィルやベースのライン、あるいはオーケストラのアレンジが湧いてきたりする。ただリハーサルしたり漫然といじくり回していると(これは信じてくれよ、写真を見てくれ)アイディアが膨張するだけになるんだ。Marco は明日まで忙しくしてるし、Anette が来るのも2週間後だし、3人だけでやるのはここまで。
……で、新しいバンド Myötähäpeä を結成。 この素晴らしき驚愕の技巧派には、多彩なレパートリーを持つマルチタレントが集結した。ドラムスには、ロータスF1のレーサー Heikki Kovalainen (ヘイキ・コバライネン)。ボーカルには、フィンランドのロック・バンド Apulanta のメンバー Toni Virtanen。そして Jukka はキーボードで、一方の Emppu と自分でギターとベースを取り替えるんだから、これは本当に挑戦だよ。Nightwish のサイトで名を挙げた Jamppa Lautamäki は、バッキング・ボーカルのために用意した場所に一番乗りしたが、マイクの後ろはまだまだ余裕がある。
セットリストは、まず我々が永遠のファンであるクラシック2曲、Popeda“Sukset”と Metallica“For Whom The Bell Tolls”。しかしイントロとアウトロには Toni の崇高なる語りが入り、ベース・ソロが入り、フル・レングスのファンタスティックなロック・ショーにはいつだってどこだって欠かせない花火も用意したい。バラードだってリハーサルしている。海のように80,000人がライターに火をともし、“Nothing Else Matters”や“Winds Of Change”に合わせて穏やかに揺れる、かけがえのないものだ。
初リハーサルの様子は下のビデオを見てほしい。オリジナルのレベルではないけど、少なくとも楽しめたよ!
Heikki と ギャング達は日曜の朝に発たなければいけないけど、Toni とはまた魚釣りやポーカーで楽しんだ。彼はこの地に恋したようで曲作りにも参加してくれそうだ。ひょっとしたら Apulanta の次回作にもこの血が……?
退廃したバンド生活とロックンロールの世界を Heikki に案内したら、あとは彼の出番となった。KF2 と KF3 のカー・レーシングを用意してくれたのだ。Ylämylly のトラックは感動的でものすごい体験だった! 驚くほど肉体を使うスポーツだったよ。 Jukka はメンバーの中で一番のドライバーで、土砂降りの雨だというのに信じられないタイムを出していた。Emppu と Toni は悪くなかったけど、僕は腰抜けで、生存本能に押し込められたおかげで Jukka とは1周ごとに20秒の差をつけられてしまった。
それはともかく、最高の1日で、素晴らしい初体験になった。準備してくれた Heikki と Jani と Hästis 、そしてトラックを整備してくれたメカニックスの2人、Mikko と Janne には大きな感謝を。
キャンプに戻り、タンクに新鮮なエネルギーを注入した我々は Nightwish の楽曲群に再びダイブする。ここ数週間ずっと悩みをのしかけてくる1曲がある。秘められた大きな力を感じる曲だけど、どういうわけかあるべき姿に出来ない。火曜日の朝、少し Van Halen を思わせる、完全に新しいギターとシンセのリフを加えて、これが効果になってようやく仕立て上げることが出来た。コーラスに使う歌詞も書き直して簡素にした。音楽は永遠に完成しない。旅の足を景勝地で留め、その眺めを楽しまなければ。
秋がやってくる。みんな元気に、季節の変化を楽しもう!
Tuomas
TOP 5 / Week 6
- The Myötähäpeä
- Cart Racing with those machines from hell
- That one bad riff finally cured
- Matti Ijäs: Katsastus (for the 100th time)
- Timo Rautiainen: En oo keittäny enkä myyny
Written by Jukka on August 26, 2010