Summer Camp diary - The end of it

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サマー・キャンプ日記 最終週

そうこうして、今週になってようやくキャンプに合流してデモのレコーディング。あたしと Joahn と赤ちゃんは月曜の遅くに到着したけど、家からここまでは本当に長い旅になった。というのも小さな子を飛行機に乗せたくなくて、ストックホルムまで6時間を運転して、スウェーデンからフィンランドまでフェリーで17時間、さらにフィンランドを6時間かけてここまで車で来たから。Puih、たいした旅だけどその価値はある ;=)

キャンプに到着すると Emppu と Tuomas が気持ちよく迎えてくれた。Hartwall でのショーを最後に、随分長い間彼らとは会っていなかった。残念ながら Marco や Jukka はアメリカに行っていて会うことが出来なかったけど。

着いて1日目。Emppu は最後のレコーディング。そのまま彼は2か月を過ごしたここを発って帰路へ。 私は長旅で疲れた体を休め、美しい景色を楽しむ。ここは森の奥深くにあり、大きな湖の畔を越えて向こう側に沈む太陽も、見渡す限りが本当にキレイ――紫、黄、白、青、ピンク、オレンジ……そして秋がゆっくりと近づいてきて、木々はその葉の色を変え、夕暮れの空気とくべられた炎の暖かさが心地いい。それに今はここにペットがいる。この可愛いハツカネズミは、みんなに一体感をもたらしてくれる。

水曜日の朝、ボーカルのレコーディングが始まる。1日に3曲、最終日に2曲を録り、結局4日間だけで全てを歌い終えたことになる。Tuomas が打ち込んだ最初のデモを受け取ってからずっと、あたしはこのアルバムはとても特別なものになるだろうと感じてる。Tuomas がまとめ上げた歌とテーマは、とても変化に富み、興味深く、またそこには過去に見られた要素も含んでいる。以前と変わらず Nightwish のままだし、初期アルバムのルーツへと立ち戻る部分も。ボーカル的にもとても多様で、DPPとは異なる面をいっぱい聴いてもらうことが出来る。きっと Tuomas もあたしの声や声域を把握してくれてるんだと思う。

そしてバーベキューもやった。男が釣りに行ってる間、あたしは Tuomas が勧めてくれた映画を観る――『マーターズ』。心は掻き乱され、その夜はあちこちから音が聞こえ、いつものように何度も恐怖で目が覚める ;=) 友達も訪れて、1週間がとても速く過ぎる。赤ん坊も一緒で、一緒にいると何もかも上手く進むし、穏やかで可愛らしい。とってもいい子!

アルバムがオーケストラや合唱などと一体になったときにどう響いてくるのか、本当に待ちきれないし、来年3月にする予定のボーカルのレコーディングも楽しみ。

では皆さん、体に気をつけて!

Anette

Written by Anette on September 13, 2010