Exclusive New Album Details (Soundi)

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Tuomas 独占インタビュー(Soundi 誌)(抄訳)

by Petri Silas (Soundi)

このインタビューは Tuomas Holopainen がロンドンに渡る前日に行われたものである。彼は“Imaginarium”の音楽に関し、 Marco Hietala が書いた 1 曲を除き、全ての責を負っている。

最新作は 20 分に及ぶ対策が収録される。ただしマスタリングの段階で 2 トラックに分けられる可能性もあり、アルバム収録曲は 12 ~ 13 曲と曖昧に語られるのはこのためである。オーケストラ部の編曲は Pip Williams 、多様なケルト風パートは Troy Donockley がやはり前作同様に担当する。しかし今回はオーケストラが参加しない曲が 2 曲ある。ミックスの段階で更に興味深いサウンドも聴けるようになるだろう。

「今回は和太鼓やズルナのようなエスニックな楽器も幅広く取り上げている。合唱はいつものように The Metro Voices が歌ってくれている」

Stobe Harju が監督を務める、映画 “Imaginarium” は、アルバムのテーマとストーリーに密接に沿ったもので、そこには台詞も含まれる。脚本の予備原稿は既に完成していて、コンテもできあがっている。出演者は未定だが、この映画には無名の俳優が良いと Holopainen は見ている。「見たことがない顔の方が、観る人の想像力が入る余地があるだろうから」 撮影地もまだ決まっていない。

この映画プロジェクト全体に対する Holopainen の態度は、全く持って控えめである。彼はこの映画が劇場公開なしに DVD でリリースされても構わないと謙虚に認める。「そうは言っても映画館で立派に公開されるようなことがあれば一番嬉しい」と付け加えるているが。「決まるまでまだ時間がかかるけど、フィンランドでは映画館で上演できるかもしれない。あとはスウェーデンやドイツでも。 DVD でもリリースされればめちゃくちゃハッピーだけどね」

“Imaginarium”の根底を流れる主題は、前向きな展望と人生に対する“carpe diem”(『この機を逃すな』)という姿勢である。

「それは前作“Dark Passion Play”がバンドの歴史の中で最も暗く重いアルバムだったからだ。今回は愛や世界の美しさにインスパイアされてたかったんだ」

2009 年に公開されたテリー・ギリアム Terry Gilliam の映画“The Imaginarium Of Dr. Parnassus”(邦題『 Dr. パルナサスの鏡』。 2010 年に公開)との類似性について、このアルバムのコンセプトについては 2 年前にオーストラリアで休暇を過ごした頃に思いついたと語る。この映画はまだ観たことがないそうだが、 DVD は購入済みであることを彼は認めた。

BLABBERMOUTH.NET