Lyrics: Higher Than Hope

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歌詞 - Higher Than Hope

Time it took the most of me
And left me with no key
To unlock the chest of remedy
Mother, the pain ain't hurting me
But the love that I feel
When you hold me near

The hopes were high
The choirs were vast
Now my dreams are left to live through you

Red Sun rising
Drown without inhaling
Within, the dark holds hard

Passiontide
An angel by my side
But no Christ to end this war
To deliver my soul from the sword
Hope has shown me a scenery
Paradise poetry
With first snow I'll be gone

The hopes were high
The choirs were vast
Now my dreams are left to live through you

Red Sun rising
Drown without inhaling
Within, the dark holds hard
Red Sun rising
Curtain falling
Higher than hope my cure lies

Your death saved me

Red Sun rising...

自分の殆どを時間に奪われ
鍵の一本も残ることはなく
治療法の入った箱を開けることは叶わなかった
母よ 私を傷つけているのは苦痛ではなく
抱き寄せてくれるときに
感じてさせてくれる愛なのです

希望は高かった
合唱は広がった
今 私の夢は貴方達の中で生きていく

真っ赤な太陽が昇り
呼吸も出来ずに溺れ
内では闇が執着する

受難の聖節
傍らの天使
しかしこの戦いを終わらせ
剣から私の魂を解放させてくれるキリストはいない
希望は光景を見せてくれた
楽園の詩
初雪とともに私は逝く

希望は高かった
合唱は広がった
今 私の夢は貴方達の中で生きていく

真っ赤な太陽が昇り
呼吸も出来ずに溺れ
内では闇が執着する
真っ赤な太陽が昇り
幕は下ろされ
私の救済は希望よりも高い地に

こう考えてみたい――
何故私の身にこのようなことが降りかかってきたのかではなく、何故私は救われたのか。
今の私に出来ることは他にないのか。

私は貴方の死で救われた

暗闇の中にいる限り、その恐ろしさを人に伝えることすら出来ない。人は中でどうなっているのか知ることはない……人は自分の身に起こることを知ることは出来ない。
誰かを安心させたかったら、伝えることだ。たとえそれが残酷な事実であったとしても。

真っ赤な太陽が昇り……

解説

Nightwish のファンでもあったイラストレーターの Marc Brueland に捧げられた曲。 1973年10月7日に生まれた Marc Christian Brueland は 高校生の頃からマンガを書き始めている。高校卒業後もアニメ制作会社で働きながらマンガを書き続け、やがて友人らと共にマンガ制作会社 Invincible Studios を起ち上げた。 またアニメーターとしても22歳にしてリード・アニメーターを任されるが、この頃に肝臓癌に冒されていることが発覚し二度に渡る手術を受ける。しかし彼は悲観することなく希望を持ち続け、DJ としても活動の場を広げていった。そして 2003年9月、彼はアメリカ合衆国アトランタで行われた ProgPower に出演した Nightwish を初めて見ることになった。両親を通じて Marc のことを知っていたバンドは彼のために Walking In The Air を演奏した。その後間もない 10月25日、7年間の闘病を終えた Marc は帰らぬ人となる。

残念ながら、Marco が作曲し、Tuomas が作詞したこの Higher Than Hope を生きて聞くことはなかった。 しかし終盤で語られている言葉は Marc 自身の言葉であり、今もなおこうして人々の心に焼き付いている。詳細は Invincible Studios のページも参照。