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2011/3/8

“Imaginarium” アップデート

およそ500枚の付箋紙、200枚の文書、100枚の参考絵画、500枚の絵コンテ、数百万の血涙、様々な喜びの感情、大きな議論、幸福な合意、そして2年半に及ぶ計画。では映画“Imaginarium”の進行状況を報告しましょう。

“Imaginarium”のプリ-プロダクションは順調に進んでいます。脚本回りのすべてはほとんどが終わり、最終稿を仕上げているところです。あとは台詞を磨き上げ、プロの劇作家がプロットの見直しをしてフィードバックしてきます。

プリプロは、監督が指揮する多数のアーティストが、セットや小道具、コスチュームやメイクアップに従事する段階です。コンセプト・アートも描かれ、映画監督と写真監督が撮影技術と物語の進行について絵コンテを使って話し合ってます。

残念ながらプリプロはまた却下のための時間でもあります。すなわち元々のビジョンの多くが厳しい現実の前に放棄されていくのです。もっとも、言うほどに酷いものではありませんが。一般に物語というものは、アイディアの多くは元々素晴らしいように思えても本質的に無駄な部分が露わになってゆき、ある時点で結晶化するものです。これは良いことです。

この作業は数週間続き、あとは撮影スケジュールの調整、特にセットの設営、コスチュームを仕立て、SFXの準備、これらに数か月ほどかかりそうです。なのでこれを書いて1週間後には、新しい話題がまたできていることでしょう。

アルバム“Imaginarium”のデモを聴くたびに、満足の笑みや感情の涙がどうしてもこぼれてしまいそうですし、大きく身震いしてしまいそうです。銀幕、あるいは皆さんのソファでゆっくりと“Imaginarium”を観てもらったときに、今の私たちと同じ感情を抱いてくれるものと期待しています。

“Imaginarium”への道の中間地点、付いてきてください。Enter 2012。

Nightwish.com

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