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「呪われた」と吐露した Tuomas の日記に続いて、Marco が Petrax Studio から日記を綴ります。

Petrax スタジオ 2011年3月 パート2

もしも、今までになく、また理性的にも説明し得ない魔法のからくりを目撃したら、あなたはそれがどういう仕組みなのか知ろうとしますか？

子供は新しくユニークな毎日を繰り返し体験しています。中には大人が指導や説明をしてあげなければ言葉にならないようなこともあります。そしてその説明が我々を落胆させることも少なくありません。また真実を知らない方がいいことも。

もしも子供時代に戻れるチャンスがあるなら（ほんの短い間です）、そしてその時魔法のからくりを目撃したなら、そのチャンスを捨てて理性的説明を求めようとしますか？

“Imaginarium”は、そのような疑問のすべてです。その疑問に答えるのは、このアルバムに携わるたくさんの人たちで、映画化も計画されています。絵コンテの最終稿も完成し、プロデューサーとディレクター、バンド、プロダクション・デザイナー、コンセプト・アーティスト、キャスティング・ディレクター、全員が一丸となってこの映画という多彩なアートを完璧なものに仕上げようとしています。矛盾しているかもしれませんが、こんな疑問も持っています。「こんな魔法、どのように叶えればいい？」

脚本は多くの発展を見ました。これは事実ですが、撮影1日目まで脚本は磨き続けられるものです。あるいは撮影中でさえも。まだ現時点では解決できていない多くがそれぞれ結びつき、物語中にネガティブに演じるかあるいはそれがポジティブエネルギーなのかによってキャラクターも変わっています。

SFXや小道具も進行中。主役も決まってきています。絵コンテは中断中です。キャラクターや状況の概要を説明するためにコンセプト・アートが必要だからです。

アルバムから曲を抜粋したバッググラウンド用スコアの編曲も試しました。成功を推し量る最高の指標は、鳥肌がどれだけ立ったかです。

この時間は興奮します。決定がなされるたびに映画の完成へと繋がるのです。我々は既にこの映画に誇りを持っていると言えます。

長い道を旅してきましたが、次の十字路まではまだありそうで、「Imaginarium まで、あとXXマイル」という看板は先です。

Nightwish.com

Tarot デビュー・アルバム “Spell Of Iron” が25周年記念でリ-レコーディング

昨日、Tarot デビュー25周年記念 “Wings Of Darkness” 再録音ビデオ公開としてお伝えしましたが、こちらのアルバムがすべてリ‐レコーディングされ、CD と LP の両フォーマットで5月6日にリリースされる予定です。CD はボーナス・トラックも追加収録。

Side A

1. Midwinter Nights
2. Dancing On The Wire
3. Back In The Fire
4. Love´s Not Made For My Kind

Side B

1. Never Forever
2. The Spell Of Iron
3. De Mortui Nil Nisi Bene
4. Pharao
5. Wings Of Darkness
6. Things That Crawl At Night

CD のみボーナス・トラックとして “I Walk Forever (live with choir @ Ruisrock 2010)” が追加収録されます。

Marco と兄 Zachary の Hietala 兄弟率いる Tarot は、1986年にアルバム “Spell Of Iron” でデビューし、今年で25周年となります。これを記念してデビュー・アルバム収録の初期代表曲 “Wings Of Darkness” を再録音し、このビデオも公開されました！

3月上旬、Nightwish 関係者もまた不運の連続でした。Tuomas が語ります。

スタジオ 7 : Petrax Studio, 2011年3月

また Tuomas はオフィシャル・サイトにメッセージを寄せています。

「スタジオ作業はたくさん残っていて、昨日ちょうど自分のパートを録り終えたところ。 Marco はタイに行っているところで、タイから帰ってくるのを待って残りのボーカルを録音します。そして Anette が早期に回復するよう祈っています。現在はドラムスを編集してるところです。」とのこと。

The Escapist